【詩✕ものづくり】ここまで育てたい!

こんにちは🌼

甲田としえです😊

 

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わたしの教室かっこうでは

【詩】と【ものづくり】をかけ算したような

おもしろい学習活動を行っています。

 

 

 

詩の世界観を

こどもたちの手で表現する

という内容です。

 

 

 

先日の発表会では

はばたきクラス(小1・2年生)で

谷川俊太郎作『おならうた』を発表しました。

 

 

 

おならの音とシチュエーションが

ただただ繰り返される

本当にくだらない詩です(笑)

 

 

 

その「くだらなさをどう表現するか?」

ということに焦点を当てて

子どもたちに考えさせるところに

意味があります。

 

 

 

はっきり言って

学校の先生が仕込みに仕込んで

見せ物として仕上げる発表会の方が

何倍も見ごたえがあります。

 

 

 

わたしも教員時代に経験がありますが、

子どもたちに指示して動いてもらえば

それなりの見せ物には仕上がります。

 

 

 

1週間あれば

かなり完成度の高い発表が

出来るようになります。

 

 

 

その代わり、

BGMや照明やセリフは先生の力なので

子どもたちには困り感も達成感もありません。

 

 

 

そういうのが心から嫌いなわたしは

見ごたえがなかろうと、

保護者が「何これ?」と思おうと、

 

 

 

本物の学びを

子どもたちに提供したいと思っています。

(学校で「何これ?」を見せるのは論外(笑))

 

 

 

本物の学びというのは

子どもが考え、子どもがつくり、

そして感動できるものというのが条件です。

 

 

 

つまり

子ども主体の学びでなくては

意味ある学びにはならないのです。

 

 

はっきり言って

基本的に「受け身」な姿勢で何とかなる

学校生活の毎日とは

かけ離れた授業スタイルです。

 

 

 

どこまでも学びを深められるし

どこまでも表現の幅が広がります。

 

 

 

主人公はいつも「子ども」。

だから、

学ぶのが楽しくて楽しくて仕方ない。

 

 

 

かっこうの目指す学びスタイルは

そういうものです。

 

 

 

 

 

 

 

では!!

 

 

今から!!

 

 

「もしも」の妄想話をしてみますよ!

 

 

 

 

 

 

もしも「かっこう」で

子ども主体の学び【詩✕ものづくり】を

続けたら、きっとこうなります。

 

 

 

 

 

みなさんご存知であろう

『翼をください』という詩を

妄想の中で与えてみると

こうなります。

 

 

 

 

「ねえ、この詩って何言いたいんだろ?」

「暗いよね」

「え?暗いの?」

「暗いでしょ」

 

「明るいでしょ」

「なんでよ」

「どこが?」

 

「ここ、この部分」

「あー、確かにそう見えなくもない」

「じゃあ、照明明るくする?」

 

「え?だったら音楽って総替えなわけ?」

「うわ!マジか」

「いや、でもこの詩って明るくない?」

 

「ていうか、明るく読みたくない?」

「うん、そうだね、絶望より希望を出したい」

「じゃないと、この子、報われなくない?」

 

「ちょっと待って、報われるとかじゃなくて

ちゃんと詩の言葉を見てみようよ、もう1回」

「これね、もし絶望なら、この詩自体書かないって」

「あ~、それは言える」

 

「こうだったらいいのになって言いながら

泣いてるかもしれないんだよ」

「ちょっと待ってよ、白血病って

そんなにヤバいの?」

 

「白血病、調べ直してみる?」

「いいじゃん、調べよ」

「インターネット使う?」

 

「一番訴えたいことって、希望?」

「翼をくださいって願い?」

「いま、この子、病院なのかな」

 

「自由が欲しいんじゃなくて?」

「あぁ、死ぬのがこわいとかじゃなくて

とにかく今、自由に動き回りたいってことか」

 

「じゃあ、翼じゃなくていいじゃん」

「うーん…でも翼、翼!って出てきてるよね」

「てことは、ステージのどこかに

翼が見えた方がいい?」

 

「BGMどうする?」

「え、やっぱり明るいの探そう」

「メッチャやることあるじゃん!

間に合わないって!」

 

「ね、絵の担当と音楽担当に分かれない?」

「かなた君、絵が上手じゃん?

みきちゃん、音楽よく聞くじゃん?

リーダーお願いできる?」

「わからないけど、やってみる」

 

「ありがとう」

「もちろん、わたしも同じだけ頑張る」

 

「あと何すればいいんだ?計画し直す?」

「そうだね、本番まであと5回だから」

「ゴチャゴチャしちゃったから

ちょっと1回まとめない?」・・・・・

 

 

 

という感じ。

 

 

 

こういうの、

本当の学びだと思いません?

 

 

 

ぜーーーったいに

楽しいですよね!

 

 

 

しかも

 

 

 

読解力、コミュニケーション力、

探究力、想像力、計画力、

調整力、問題解決能力、共感力、

創造力、表現力、乗り越える力…

 

 

 

もう数えきれないほどの

非認知能力を高められると思うんですよ。

 

 

 

これが

わたしの目論見(もくろみ)です!

 

 

 

このレベルまで持っていくことを

念頭に置きながら

3歳の子がいるクラスでも

その基礎を固めているという感じ。

 

 

大きくなったときが本当に楽しみで、

今からワクワクしています!

 

 

 

【詩✕ものづくり】で

エンターテイメント化する

「かっこう」の学び。

 

 

無限の可能性を感じます☆