【発表会】〇〇しないと頑張れる?!意外な声かけ

こんにちは🌼

甲田としえです😊

 

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「大丈夫だよ!

絶対できるから!!

ね、自信を持って」

 

 

発表会を前にして

緊張する子どもの背中を

押してあげたい!

 

 

そう思うと

「頑張れ!」

「できるよ!」って言いたくなる。

 

 

今日もそんなシーンがあった。

 

 

今年度、わたしの教室で

初めての発表会。

 

 

初体験の子もいる。

 

 

直前練習のときから

声が出なくて固まり気味。

 

 

そこで

わたしが話したのは

 

 

 

「大丈夫」

「きっとうまくいく!」

「君たちならできる!」ではなくって

 

 

 

 

 

 

「うまくいかないよ」

 

 

という話。

 

 

 

 

 

 

うまくやろう、うまくやろうと

すればするだけ固まっていく。

 

 

「うまくいかなくて当然なんだよ、

それでいいんだよ。

 

 

あなたたちはまだ、3歳や5歳で

うまくいかなくていいの」

 

 

 

 

そんな風に話せば

子どもたちの表情はゆるむ。

 

 

 

 

他のクラスでも

よく同じことを話す。

 

 

 

 

 

「うまくいかないに決まってる」って。

 

 

 

 

 

そんなこと

言っちゃいけないんじゃない?

 

 

勇気や自信がなくなって

くじけちゃうんじゃない?

 

 

 

 

 

そんな、

心配な気持ちが先に出ると

言えない言葉。

 

 

子どもを心から信頼してないと

言えない言葉。

 

 

絶対に成功させたい!

という思いの片隅に

 

 

「そうは言っても、失敗するかもな」

って気持ちがないと

 

 

人って挑戦できないんだよね。

 

 

 

 

 

だから、1つのクラスの子たちには

「うまくいかないから大丈夫」

って話をしたし、

 

 

1つのクラスの子たちには

「あと15分練習できるから、

大丈夫!何とかしな!」と励ました。

 

 

 

そのときの子どもの気持ちのバランスを

よくよく捉えることが

先生のつとめだなと思う。

 

 

3歳の子もいるクラスで

「先生なしでやってみる!」と

言って挑戦できたのも

 

 

失敗してもいいんだから

やってみよう!それでいいんだ!って

どこかで思ってくれていたからだろうなって。

 

 

「生きる力」をつける指導の成果が

ゆっくり確実に出ていることを

実感した発表会だった。

 

 

 

 

「生きる力」って目に見えない力だから

どうしても後回しにしがちだったり

育っているかわかりにくい部分。

 

 

目に見えない力「非認知能力」を

指導の核に置いている教室って

まだ全国的に少ないと思う。

 

 

これからは

世界的に注目されている

「非認知能力」の時代。

 

 

初めての発表会で

自分たちで頑張ってみると言えた

あの子たちの成長が楽しみです。

 

 

上手くなくていい。

失敗していい。

 

 

そんなの

人生の一つの通過点に過ぎない。

 

 

そうじゃなくて

チャレンジする心が大事。

 

 

目に見えない力があると

大人になっても強い。

 

 

あなたも是非覚えておいてください。

 

 

子どもが

今ひとつチャレンジできないときは

背中を押さない。応援しない。

 

 

応援しない方が

頑張れるときもあるってことを。

 

 

「できないに決まってるよ」って

にこっと優しい笑顔で

言ってみてください。

 

 

きっと子どもは

あなたのその言葉に勇気づけられて

もっと頑張れるから。