こんにちは🌼
甲田としえです😊
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「0・3%」
この数字、
何だかわかります?
これ、
今月初旬に九州南部で起きた
豪雨の際の「避難率」です。
鹿児島・宮崎・熊本県の196万人に
避難指示・避難勧告が出たのに対して、
実際に避難したのは
1000人に3人でした。
たったの、0・3%だったんですよ。
平日ということで、
仕事の関係もあったのかもしれませんし
公共交通網は
止まっていなかったらしいので
そこまで危機感を覚えなかった可能性も
考えられますが
それにしても
「0・3%」って低すぎませんか?
わたしがこの避難率を聞いたときに
パッと思い出したのは
東日本大震災の津波被害でした。
あのときも
「きっと大丈夫」「自分は大丈夫」
と思う気持ちが
被害を拡大したはずなのに・・・。
もしも、あの時
「やばい!!!」って思えていたら
助かった命があったかもしれないのに。
「やばい!!!」って思えてたら
助かった命って津波だけじゃありません。
これも今月だったでしょうか。
大阪市で、3歳の幼児が
アパートから転落死した事故がありました。
風邪で幼稚園を休んでいたこの子の両親は、
外出していたんだそう。
どんな状況かわからないけど、
まさか転落するとは
思ってなかっただろうなって思うんです。
岐阜で起きたイジメによる自殺もそう。
担任の先生、自殺することまで
想定してなかったんだろうなって。
どれもこれも
「ヤバい!!!」って思えなかったから。
危機感が希薄だったから
起きてしまったことではないですか?
持つべきものは「危機感」なんです。
津波も豪雨も
イジメも自殺も。
だれも、
自分の子が自殺するとは思ってない。
自分の子がニートになるとも、
人をだます仕事でお金儲けするとも、
誰も思っていない。
50歳の息子に
年金を横取りされる生活なんて
夢にも思っていない。
でも、結果的に
そうなってしまう子育てって
あるんですよね。
それってどうしてかって、
本気で「ヤバい!!!」って
思えなかったからなんですよ。
わたしたちの
これからの子育ても
まったく同じです。
持つべきものは
「危機感」です。
九州で避難勧告が出たときには
土砂崩れも起きていないし
川の氾濫もそこまでひどくなかったのでしょう。
幸い死者も出ていなかったし、
生き埋め何十人というニュースも
ありませんでした。
でも、それって結果論です。
もしかしたら、想定より
酷い災害になっていた可能性だって
ありますよね?
そんなときに
助かる率が高いのは
初動の速い「0・3%」だと思うんです。
「ヤバい!!!」と本気で思い
危機感をもち、
最悪の事態を想定して動いた人が
もっとも助かる率が高いと思うんです。
子育てだって
同じだと思いませんか。
これからの世の中、
変わるよ変わるよ~ということを
どこかで耳にしたときに
「ヤバい!!!」と思って
動ける親であるのか?
動かない親なのか?
その違いが
生死を分けるくらい
大きな決断を生むと思うのです。
(今回の避難に関しては様々な
理由・背景があったでしょうし
一概に避難するのが良いと
断定はできませんが)
思い切って動いた「0・3%」と
「たぶん大丈夫」の「99・7%」。
これを子育てに置き換えたとき、
この先どちらの道を選ぶかが
大きな分かれ道になるのは自明ですよね。
持つべきものは「危機感」です。
0・3%の親になりましょう。
「たぶん大丈夫」と言って
現状維持を選択した人に
歴史を変えた人はいません。
0・3%の危機感ある人が
「ヤバい!」を原動力に
未来を切り開いていったのです。
さあ、0・3%の親になりましょう。
余談ですが、わたしは
甘ったる~いカウンセリングもしないし
「大丈夫、時が解決するわ」とも言わない
かなり理論派の子育て専門家だと
思っています。
わたしが本気になるのは
0・3%に入りそうな親だけです。
危機感のある、聞き耳を持った方にだけ
ありったけの知識と理論を捧げます。