親のあなただからできる事がある

 

こんにちは🌼

10歳までの【学力✕育児力】コーチング

甲田としえです😊

 

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「先生のせいで

うちの子、イライラしています!」

 

 

・・・はい??

 

 

(わたしのせいで?)

(どういうこと?)

 

 

小学校教員時代、

家庭訪問先の保護者さんに言われた

驚愕の言葉でした。

 

 

 

 

 

そのお母さんの言い分はこうです。

 

 

 

 

 

「先生の漢字の宿題のせいで、

うちの子は家でイライラしてます。

宿題出すの、もうやめてください!」

 

 

 

 

 

本当に、この子(アンちゃん:仮名)は

宿題のせいで

イライラしていたんでしょうか?

 

 

 

 

 

アンちゃん(仮名)は、

学校でもイライラしてました。

 

 

友達にイジワルするのも気になっていたし

わたしの様子をチラチラ伺っているのも

知っていました。

 

 

ギッと睨みつける目も見ていたし、

字の書き方もガリガリでした。

 

 

柔らかいタッチの絵を描くことも

少なかったです。

 

 

 

 

 

それから、もう1つ

わたしは覚えていることがあります。

 

 

 

それは

 

 

 

参観会で思いきりアンちゃんの

頭を引っぱたくお父さんの姿。

 

 

 

 

さらに

アンちゃんの家では

春に赤ちゃんが生まれました。

 

 

女の子の赤ちゃん。

アンちゃんの妹です。

 

 

本当に、アンちゃんのイライラは

わたしの宿題のせい

だったのでしょうか?

 

 

 

 

子どものイライラを

学校の先生のせいにする。

 

 

とてもラクな精神安定法です。

 

 

でも、今あなたは客観的にみて、

いやコレ、宿題のせいじゃないよ~

って思いますよね?

 

 

 

 

 

アンちゃん、きっと

厳しすぎるしつけや妹の誕生によって

心が不安定だったんですよ。

 

 

でも、親はそこを責められたくない。

目を伏せていたい。

 

 

だから、

無意識に学校の担任であった

わたしを責めたんだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子育てしていると

もう毎日のように

数々の問題に直面するじゃないですか。

 

 

あーー逃げたい!もうやめた~い!

本当にどうしたらいいの、この子!って。

 

 

わたしも同じです。日々、葛藤。

目を背けたくなる気持ちもよくわかる。

 

 

 

長女のベッドの下に隠された

パカーンと開いたままで食べかけの

ポップコーンの袋にギョッとしたり。

 

 

次女のおさまらないパニックと

被害妄想癖に手をこまねいたり。

 

 

 

 

「まいったな~」と思うことが

いっぱいいーっぱいあります!

 

 

 

 

 

だけど、

 

 

先生を責めてどうにかなりますか?

 

 

まして、

 

 

子どもや遺伝子を責めて

何か解決したことってありますか?

 

 

 

 

 

 

ないですよね。

 

 

 

 

 

 

周りのせいにして

解決できることなんて

世の中ひとつもないんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、アンちゃんのイライラは

止められませんでした。

 

 

彼女は、学年が終わるまで

何も変わりませんでした。

 

 

だって、親が自分の子の問題を

わたしのせいにしているんですから。

 

 

 

 

わたしは悲しかったです。

 

わたしは悔しかったです。

 

 

 

もしも、アンちゃんのお母さんが

「先生、私どうしたらいいですか?」

って素直に言える気持ちを持っていたら。

 

 

わたしには、できたことがあります。

 

 

アンちゃんの笑顔も増えたと思います。

 

 

筆箱を隠す回数だって減ったかもしれない。

 

 

 

 

 

でも、

 

「自分のせいじゃない!!!」

 

そう思っている親は

子どもの問題を解決することから

どんどん離れていってしまう。

 

 

 

 

 

親は「あなた」です。

「あなた」のお子さんなんです。

 

 

 

 

その自覚をきちんと持てば

子どもにできることって

たっくさんあるんですよ。

 

 

今のあなたが

今のお子さんにしかできないことが

たくさんあるんですよ。

 

 

お願いだから、逃げないで。

問題から目を背けないで。

 

 

大丈夫!

 

 

わたしは絶対に

あなたを責めたりしない。

 

 

あなたは、今でも

頑張っているんだと思います。

 

 

だから

頑張らなくてもよくなる方法を

探しましょう。

 

 

それで、親子の笑顔が増えたら

最高じゃないですか!

 

 

「あなた」を変えるのも

「あなた」のお子さんを変えるのも

「あなた」しかいません。