娘をダメにするのは簡単だった

こんにちは🌼

 

10歳までに

「やる気が止まらない子」に育てる

親子教育プランナー甲田としえです😊

 

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積み木でつくったお城でも

実際に建ってるビルでも

壊すのってすっごく簡単ですよね。

 

 

たまに作るごちそうだって、

すぐにペロッとなくなっちゃう。

 

 

壊す、無くす、ダメにする、あきらめるって

すごく簡単でスピードも速い。

 

 

ダメにするって、

本当にラクなんだろうなと思ったのが

長女の子育て。

 

 

彼女は、下手に育てたら

きっと笑わなくなる、人に甘えなくなる、

自分はだめな子なんだと思う子になる。

 

 

もっと言えば、

うつ病や不登校、摂食障害、過呼吸、

パニック障害などになりやすい子。

 

 

そんな性質を強く持っている子だった。

 

 

1日じゅう泣いていた。

笑わないのに。

 

 

どれだけ待っても

「お腹すいた」も「のどが渇いた」も

自分から言わなかった。

 

 

「もっと欲しい」も

「あれやりたい」も言えなかった。

 

 

すすんで欲しがる仕草もしなかった。

娘の方から

抱きついてくることもしなかった。

 

 

当時の彼女の写真から

笑顔を見つけるのはとても難しい。

 

 

無表情か泣き顔か、どちらかだ。

 

 

 

 

 

これは、上手く育てないと。

この子をダメにするのは簡単だ。

 

 

長女が2才くらいのときに

わたしはよくそう思っていた。

 

 

 

 

子どもはそれぞれ

いろんな性質をもって生まれてくる。

 

 

もちろん自分と似てないことだってある。

何億通りも遺伝子が絡み合うんだから当然。

 

 

育てやすい子も

育てにくい子もいる。

 

 

断然、長女は育てにくかった。

 

 

育てにくいということは

つまり

「自己流の限界」ということ。

 

 

自分の知識や経験では

どうにもならないことが

起きているってこと。

 

 

自分の引き出しに取り扱い説明書がないから

どうしていいかわからなくて

「育てにくい」って感じるんだよね。

 

 

でも問題なのは、

「その子のトリセツ」がわからないまま

育て続けてしまうことだと思う。

 

 

 

 

わたしは

保健師さん、心理士さんに相談した。

気休めの言葉だけもらって帰った。

 

 

大学の先生に聞きに行った。

目からウロコのお話をしてくれた。

 

 

本を読んだ。

ますます、彼女のことがよくわかった。

 

 

もちろん、これまでの教員経験や

自分自身の親子問題を乗り越えてきたことも

フル活用した。

 

 

わたしは、

よくわからない彼女のトリセツを作っていった。

 

 

 

 

 

そんな長女が、いま小1(6才)になり

先日の父の日の手紙にこう書いた。

 

 

「おとうさんは、

このいえの せんちょうです」

 

 

お父さんは、この家の船長!?!?

 

 

どうしてこんな表現できるんだ!!

あれだけ気持ちを言うのが下手くそだったのに。

 

 

わたしは、読んでうっすら涙が出た。

 

 

そして聞いた。

「ねえ。なんでこんなこと書けるワケ?

 ホントすっごい!!」

 

 

そうしたら娘は

「ん~?だって、お母さんの子だから」だって。

 

 

うん、たまげた(笑)

 

 

 

 

 

 

 

これが、小さいときから

彼女のトリセツを集め続けてきた結果。

 

 

少なくとも

彼女の人生の積み木くずしは

してないんじゃないかな。

 

 

 

 

 

「育てにくいな」…そう感じたら、

その子のトリセツを

どんどん見つければいい。

 

 

そうすることが

ダメにしないで済む唯一の方法です。