脅し文句は使わなくても

こんにちは🌼

 

〔自立〕と〔学び〕の基盤をつくる

3歳からの親子塾

甲田淑恵です😊

 

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「どうして歯を磨かないの!」

「ねえ、片付け終わってないよ」

「好き嫌いばかりしないの」

 

子どもを育てていると

本当はできるはずなのに

やってくれないことがいっぱい。

 

本人だって、悪いってわかるはずなのに!

何度も何度も言い聞かせているのに!

パパがいたらちゃんとやるのに!!

 

 

「なんで、ちゃんとやらないの!?」

 

 

「そんなんじゃ、今年のクリスマス

 

 サンタさん来ないよ!いいの!?」

 

 

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どうしてもやってほしくって

ちゃんとした子に育てたくて

甘えん坊に育ってほしくなくて

ワガママな子になってほしくなくて

 

そんな気持ちで

ついつい言ってしまいませんか?

こんな言葉・・・

 

「鬼が来るよ」

「おへそ取られちゃうよ」

「地獄に落ちるんだよ」

「もったいないオバケが来るよ」

 

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小さな子ほど

ファンタジーと現実の境界線が曖昧なので

本気でこれを信じます。

 

子どもって、大人が思うよりも

もっともっと

けなげで純粋で真面目。

 

本気で信じちゃうんですね。

鬼やオバケを。

 

本気で、鬼やオバケが

目に浮かんでしまった子どもは

そんなの嫌だからやるしかない!って

強烈に思うことになります。

 

親の言うことを

聞かなくてはいけないんだ

ちゃんと聞かないと

恐ろしいことになるんだ

自分がどんなにやりたくなくても

どうしても

なにがなんでも

どんなときでも

 

 

絶対にやらなきゃならない!!!

 

 

そんな「がんじがらめ」の

見えないルールの中で

生きていくしかない子になってしまう。

そんな可能性だってあるんです。

 

「いつも我慢するのがいいんだ」

「絶対にやらないといけないんだ」

こんな意識が常態化すれば

「強迫神経症」といった

心の病に向かってしまうことだって

否定できません。

 

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自分の気持ちを出すことに抵抗を感じ

我慢するのが相手にとっていいことだと

学んでしまった子が

 

その後、

対等な人間関係を築けると思いますか?

 

 

無自覚に恐怖心を与えられ

親の支配下に置かれたことで

親の意見を求めないと

安心できなくなってしまった子が

 

その後、

大勢の前で堂々と意見できるように

なると思いますか?

 

 

 

大人にとって

とても便利な小さな嘘も

ファンタジーを信じ切る子どもにとっては

完全なる脅し文句。

 

 

良いことは、なにもありません。

 

 

子どもが言うことを聞かない。

 

そんなときは

 

 

脅しでも嘘でもない方法で

対処しましょう。

 

 

子どもにとって

「なぜやめた方がいいのか」

「どんな良いことがあるのか」

これをまず先に考えてみましょう。

 

脅しよりも「なぜ&どんな」。

 

それからたまには

「まあ、いいよ」って

許容するゆとりもあって

いいんじゃないでしょうか。

 

人間なんだから。