こんにちは🌼
今日も、お読み下さりありがとうございます。
とうとう連載9話目に突入です!
相反するタイトルで混乱されている方、
ぜひ何度も繰り返し読んで下さればと思います。
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うさぎとかめ
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昨日までのお話から、童話「うさぎとかめ」を連想された方はいませんか?
わたしがいつも「自立」を考えるときにイメージしているのが、この「うさぎとかめ」のお話です。「自立」を急がないで!の話には、もってこいのお話なんです!
昨日までのお話だと、わたしはそんなに自立を急がせているつもりはないから大丈夫かな、と感じられる方がほとんどだと思います。
たしかに、意識的に大人になることを急がせている方って少ないと思うんですが、
ではでは、こう言われたらどうでしょうか?
3才なら3才らしく
5才なら5才らしく
8才なら8才らしく
12才なら12さいらしく・・・と
年齢相応に育ってほしいという気持ちって、ありませんか?
さらに、
「うちの子は〇〇が遅れてる」「うちの子だけが、みんなと違う」などと落胆した経験、ありませんか?
わたしが言っているのは、その遅れや違いを平均的にするべく、または理想的な出来を求めて、子どもに無理をかけないほうがいい、という話です。
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抱っこ癖がつく
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わたしは「育児セラピスト」という資格も持っていて、その受講内容にもあったお話をします。発達心理の本なんかにも載っているので、独学でも勉強してきたわたしは、すでに受講前から知っていたくらい有名な話です。
みなさん、
「抱っこ癖がつく」って聞いたことありませんか?
この答え、YESでしょうか?NOでしょうか?
ヒントは、もちろん「うさぎとかめ」!!
答えは
「NO」です!!
「抱っこ癖」なんてものは、いくら抱っこしてもつきません。
むしろ、抱っこが足りなかった人のほうが、愛着への問題があらわれやすいです。
もっと言うと、きちんと抱っこされなかった子は、正常な身体の発達さえうまくいかなかったという海外のデータさえあります。
何が言いたいかと言うと
「自立」を本気でさせたいのであれば、
【いま何でもできるスーパーマンにしなくて大丈夫】だということ。
何でもできちゃう乳幼児なんてどこにもいません(笑)
スーパーマンを求めるその方法は、子どもが息切れを起こしていつか何らかの形で誤作動を引き起こします。
誤作動とは、子どもからのシグナルです。
「このまま頑張れません!休ませて!おかしくなっちゃうから!」という。
それが
不登校なのか、拒食なのか、非行なのか、無気力なのかわかりません。
とにかく
あまりに駆け足で大人に向かおうとすると、「うさぎとかめ」のうさぎのようになってしまいます。
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どの分野から見ても、標準を満たすような子はどこにもいませんよ。
絵が上手くて、じっと話を聞いて、すぐに挨拶を返し、人懐っこくて、ニコニコして可愛がられ、絵本や図鑑に夢中になり、ていねいにお洋服をたたみ、外で思いきり遊び、一人で遊んでいる子にそっと声をかけ、忘れ物をせず、転んでもあまり泣かず、最後まで言われたことを集中して取組め、計算は驚くほど速く、ときどき個性的なオモシロ発言をして皆を和ませ、ケンカの仲裁に入り、発表をさかんにし、空気をうまいこと読み、時間も忘れてブロックで作った作品はお見事。
・・・そんな子、いるわけない!笑
(しまじろうくらいだな!笑)
誰もが、何かに長けていて、何かに欠けています。
大丈夫。
待ちましょう。
「自立を急がないでください」
つづく