こんにちは🌼
《親を超える子育て》と《使えるスキル教育》
生きる力をつける塾かっこう甲田淑恵です😊
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今日は、昨日のつづき。
ちゃんと自立した子に育てるための秘策。「自分で自分のお世話をさせる」について具体的にお話していきます。
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「行く」?「行かされる」?
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とてもわかりやすいお話があります。
我が家の長女が5才のときに、幼稚園のお泊り保育がありました。
それは、全国各地で熱中症が話題になる、夏休み真っ只中のこと。
ちなみに、お泊り保育は希望制。
わたしは、彼女にお泊り保育に参加してほしいと思っていました。
親元離れて生活する経験が大きな成長になることを期待していたからです。心の中で(これは、行かせるべき!!)って思ってました(笑)
さて、
そんなわたしが、5歳の娘に
「自分のお世話を自分でする」絶好の機会ととらえて
最大限に主体的に臨んでほしいと思い
彼女にかけた言葉があります。
なんだと思いますか?
わたしが言ったのは
「沢登りっておもしろそうだね、グングンのぼったら気持ちよさそうだし!みんなもいるし安心だよー。なんかあったら先生がどうにかしてくれるから、大丈夫。山の頂上から降りてくるのなんか、坂道でスイスイだもん、そんなにきつくないよ。大丈夫ね?行くよね?あなたは強いから大丈夫!」
で は な く て !!
「こんなことやるの?危ないって!絶対暑いし、転んだら怪我するよ。
沢登りのあと、山をまた歩かなきゃいけないんだから、無理だと思うよ。こないだ、ホッピングで転んでメッチャ泣いてたじゃんよー。そんな子行っても迷惑だって。ね、やめたら?別に、行かなくてもいいんだって、これ。」
こう言ったんです(笑)
すると彼女は
呆れたような顔をして、こう答えました。
「いやだ、行く!行きたい!!」(何言ってんのお母さん…)
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このシーンを間近で見ていた知り合いの母親は、あっけに取られて「かわいそうじゃん、行かせてあげなよ」とわたしに声をかけてくれましたが、、、、わたしは、かわいそうなことをしているつもりは全くありません(笑)
むしろ
自分の意思とは無関係に行かされる子どものほうが、かわいそうなのです。
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子どもの人生の主役は子ども
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彼女は、意気込んで荷作りしました。
自分が決めたのだから当たり前です。
彼女は、「もう一度行きたい」と何度も言いました。
行かされたものだったら、この言葉は出なかったかもしれません。
【子どもが子ども自身のお世話をする】とは
子どもが考え、子どもが悩み、子どもが気付き、子どもが決めて、子どもが実行し、子どもが痛い目に遭い、子どもが乗り越え、子どもが生きていくことです。
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もしも、まだできそうだな、とお感じになられるのであれば、わたしは声高にお伝えしたいことがあります。
ぜひ、今日からでも、子どもに子どものお世話をさせてみてください。
自分を知るということ、自分の面倒を見るということ。
「自分とは何か」「どの程度の人間か」を知ること。
それが「自立」の中核をなします。
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明日は「自立を急ぐなかれ!」のほうのお話に進みます。
お楽しみに。