しつけ➄最終回

こんにちは🌼

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元小学校教諭で2児の母、甲田淑恵が

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さて、今日は「しつけ」最終回。

 

しつけを5回で話しきるのが無理なことは承知ですので、最もみなさんが考えたこともないような部分だけを掘り下げていきますね。

 

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しつける言葉に責任を持つ

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「出しっぱなしにした靴をしまうのは、なんで?」

 

きっと子どもが素朴に思う疑問。

 

これにどう答えましょう?

 

(うちの子は、そんなこと聞かないよ、素直だから)

 

いえいえ、そういう問題ではございません。

 

 

この「しつけ」の意味、理由、目的を親自身がわかっていることがとても大事なのです。どうしてかと言うと、「本当にわかっていること」って、親の心からの声になるからです。そのときにかける言葉や、子どもを見る視線は、何となくで伝えるときとは絶対に違うものになります。

 

心から出たメッセージは、心に響きます。

 

子どもは、そうやって本当のことを語ってくれる大人に信頼を寄せ、次もちゃんと聞こうという気持ちになれるのです。

 

だから、そんなのどうでもいいじゃん、そうなってるんだから。ではなくて、ちゃんと自分の言葉に責任を持つことを忘れないで欲しいと思います。子どもには、伝わるから。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが・・・

 

 

靴は出しっぱなしにした方が効率的だ、という考えも一理あるのに、どうしてわざわざ下駄箱に入れる作業をしないといけない(ことになっている)のでしょう?

 

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しつける意図

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今わたしは、しつけを分類することができるようになりました。

子どもの姿、親子の行動、自分の子育てを見続けてきたからです。

 

そのうち、もっとも分かりにくかったのが、昨日と今日例示している部分。これらは、ある1つの分類に属します。

 

・どうして学期末に持ち帰るのか?

・どうして靴箱にしまうのか?

・どうして服をたたむのか?

・どうして食べる前にいただきますって言うのか?

 

これ、なんのためにしているのかわかりますか?

 

 

考えると、けっこう難しいですが。。。

 

 

 

実は、共通して

 

 

全部

 

 

「けじめをつけるため」にしているのですよ。

 

 

聞くと「ああ~」ってなるんだけどね(笑)

 

 

 

【「けじめ」っていうのは、時間と時間に区切りをつけること】です。

 

 

「けじめ」を漢字で書くと「数」なのだそうです。

 

 

靴を下駄箱にしまうのも、パジャマも「いただきます」も、時間を区切るための行動。

 

ダラダラと時間に支配されるのではなく、自ら能動的に時間を支配し、自分を律していく人になってほしいー

 

実は「しつけ」には、そんな意図が隠れているのでした。

 

 

どうでしょう?

こんな意図を知っているかどうかで、子どもに伝える言葉や目が変わってくると思いませんか?

 

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※繰り返しますが、「しつけ」全てに当てはまる意図ではありません。