やさしそうで、やさしくない子育て

高校卒業時の夢は「学校の先生になってから、本を出すこと」📚

今、この夢の後半に向かって歩んでいます。

こんにちは🌼

生きる力をつける学び舎かっこうの甲田淑恵です😊

 

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一見やさしそうなのが嫌い

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一見やさしそうなのが嫌い。

 

何の話?と思わずに聞いてくださいね。

ちゃんと子育ての話をします(笑)

 

昨日お話したのは、子どもが乗り越えるべき何かに直面したとき、

 

➀脅さないで!

➁脅すなら励まして!

➂励ますより、今までを認めて!

 

ということでした。

 

➀「そんなんじゃ、レギュラーになれないぞ」☜脅さないで!

➁「頑張れば、レギュラーになれるよ」☜脅すより励まし!

➂「今まで、レギュラーになろうと頑張ってきたもんね」☜認める!

 

言われて心が軽くなるのが➂ですよね。

そうそう、頑張って頑張って、それでもレギュラーになれなくて泣いてるんじゃん!っていう話。

 

一見やさしそうなのは「頑張れば、レギュラーになれるよ!」なんですが、場合によっては、この励ましが一番酷になると思いませんか。ちょっと想像してくださいね。

「頑張れば、レギュラーになれるよ!」(いや、頑張ってもダメだったんだって~( ;∀;)これ以上、どう頑張れって言うんだよ…)って落ち込みませんか?

 

ね。だから、わたし、一見やさしそうなのが嫌いです。

 

機械的に励ますのって簡単です。表情の暗い人を見つけて、肩たたいて「がんばって!大丈夫だから」って言えばいいんです。でも、励ましだって辛くなる時がある。

 

それは、子どもでも。

 

その点、そのまま事実を認めてあげたり、話を聞いて今までのことを受容するという方法で子どもとかかわって、それで傷つけてしまうことはまずないでしょう。

 

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励ますのが悪いわけではない

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励ますのが悪いわけではありません。

脅しも、時に有効な場合もあるかもしれません。

 

結局のところ何が大事かって、

 

【その時の子どもの心の状態に応じた適切な言葉をかけてあげること】

 

だと思うんですよ。

 

と言われると、余計むずかしく感じられることでしょう。

脅し?励まし?受容?

一体どれがいいのか?というきまりもないし、ハウツーでどうにかならないのが人間です。一般的な考え方として、脅すより励まそうよ!励ますなら認めようよ!ということは言えると思うのですが、場合によって使い分けるーこれがむずかしいんですよね!

 

ちなみに我が家では、こう見えて(←どう見えて?)脅しはほとんど使いません。だから、親がよく多用する正体不明の「鬼」も、我が家には一度も来たことがありません(笑)励ましも、それほど使いません。「頑張ってね!」って意識的にあまり使わないようにしています。(だいたい子どもは頑張っているしね)使うなら、励ましよりも勇気づけ、かな。「〇〇ちゃんだったらできるよ」「大丈夫だよ」って。

 

自分自身が無意識に気を付けていることと言えば、やはり

 

【一見やさしそうな、本当はやさしくない言葉は絶対にかけない】

 

ということになると思います。

子どもに残酷なことはしない。子どもの人格をむげに扱わない。

 

さてさて、ここでちょっと考えて頂きたいことがあります。

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〈脅し〉〈励ましや勇気づけ〉〈受容(認めること)〉のうち、親にとって一番ストレスなのは何だと思いますか?

〇シチュエーション例を挙げるので、考えてみてください。

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「お母さん、このままじゃA高校むりだよね・・・」

ー「そんなこと言ってる子が合格できるわけないでしょう!」

ー「最近上がった教科もあるし、もう少し頑張れば大丈夫じゃない?」

ー「そうね~、これまで全力でやってきたなら、無理かもね」

 

「ママ、一人でトイレ行けないから来て」

ー「そんな弱虫さんだと、明日起きたら赤ちゃんになるよ」

ー「電気をつければいいんじゃない?ほら、やってごらんって」

ー「あら、そうなの?まだトイレ行くの怖い日もあるのね~はいはい」

 

脅し・励まし・受容の順に上から並べてあります。

さて、親としてストレスなのはどれだと思いますか。