‘愛着障害’を知っていますか?

 

ーお詫びと訂正ー

昨日のブログでセミナーのご案内をしましたが、申込メールアドレスに不備があったようでご迷惑おかけしました。「送れません!」と教えてくださった方、ありがとうございました!!かっこうのファンの方は、どうしてこう心ある方が多いんでしょう!感謝。

 

『個性を引き出す‘貨物列車’のお話』

日時:2019・3・23(土)

   14:00~15:00

 

料金:1000円

場所:かっこう(浜松市北区神宮寺町)

申込:先着順(今日から開始!)定員多くても15名ほど

 

※託児の先生などの手配は調整中ですが、子連れ参加OKとします。

※もしも参加希望が多かった場合は、かっこうの近くの施設での開催も検討しています。(どうなるかわかりませんが)

 

  [いますぐ申し込む]☜クリック!!

 

  ➀お名前➁お子さんの年齢をご記入 の上「3月セミナー申込希 

望」とお伝えください。わたしから返信いたします。

 

なお、セミナー前には都田川で「お花見会」、セミナー後には「かっこう説明会」をどちらも無料で行います。

 

~ぜひ、子育てに迷えるお友達を連れてご参加ください!~

 

 

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では、今日の記事に入ります。

 

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愛着障害を知っていますか

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マルトリートメント(不適切な養育)をすると、人生全体に影響を及ぼすことや、生きにくさを感じてしまうことをお伝えしてきました。そして、心理的虐待によって実際に脳が委縮することがわかってることとや、その心の傷が、人生の土台になくてはならない「愛着」「アタッチメント(養育者との心理的な絆)」の形成を阻害することもお話してきました。

 

繰り返しになりますが、「愛着」「アタッチメント(養育者との心理的な絆)」は目に見えるものではありません。だからこそ、大丈夫かな?と心配にもなるし、ないがしろにもできます。身体の傷のように、アタッチメントの有無や、その絆の強弱は確認することができないのです。どの家庭の子も、その家庭で生き続けるために、脳を変形させてまで順応していくしかないとも言えます。それは一見、正常なアタッチメントで結ばれているように見えます。乳幼児などでは、特に判断がつきにくいものでしょう。

 

ところが

 

「愛着」がうまく築かれないまま育った場合、成長に伴って様々な問題が顕在化してきます。養育者との間に適切な絆や信頼が結ばれてこなかったせいで、本人の生きにくさとして、目に見える形になって現れ始めるのです。

 

これを‘愛着障害’と呼びます。

 

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子どもの問題だけではない

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昨今「発達障害」という言葉をよく耳にするようになったかと思いますが、ある著書で「発達障害だと言われている子の8割は、愛着障害だ」と読んだことがあります。(著書名を忘れましたが、臨床心理士さんが書かれた本だった気がします。)

 

教育現場に携わる先生の中には、今ごろこの記事を読んで首を大きく縦に振っている方もおられるかもしれません。実は発達の問題の背景に「愛着」が関係している場合も多く見られることを、一般の親がもっと知る必要があるのではないか、と個人的に常々思っています。

 

そして‘愛着障害’は、いまや子どもだけの問題にとどまらず、大人にも少なくありません。ご自分には関係ないと思われる方、次の一節をお読みください。

 

「安定型の愛着を示すのは、およそ3分の2で、残り3分の1もの子どもが不安定型愛着を示すのである。(中略)さらに成人でも、3分の1くらいの人が不安定型の愛着スタイルをもち、対人関係において困難を感じやすかったり、不安やうつなどの精神的な問題を抱えやすくなる。」

 

【引用文献:『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』岡田尊司 著】