================
ファイナンシャルプランナーの名言
================
昨日、保険と教育へかけるお金の使い方、投資のしかたは似ているという話をしていて思い出したことがあります。
昨年11月だったでしょうか。教育へ熱心な方が集う場でお会いした、ファイナンシャルプランナーさんとロビーでお話していたとき。(中学生のお子さんを持つ40代女性)
その方と「教育は投資だよね」というような会話で意気投合したことがあったんです。その方は長く保険会社で勤めてらして、ファイナンシャルプランナーとしてもご活躍されている、しっかりした軸がおありな素敵な方でした。
その方が放った言葉が名言でした。
「お金の使い方で、その人の人生や生き方がわかるんだよ」
深いですね~。そうだと思います。まったく同感です。自分をどれだけ大事にしているか、とか子どもの将来にどれだけ期待しているか、とか、言い訳しないで何か始めるとか。そういった人柄は、お金の使い方や投資のしかたに明確に表れるのでしょう。
昨日、わたしは「投資とは、いかに不安を直視できるかである」と言いました。考えてみれば確かに、投資の考えがあるかないかによって、大きく人生が変わってくるものです。
===============
500円の価値をつくるのは誰か
===============
昨日の体験は、子ども1人につき500円でした。
この500円の支払い方や、たったワンコインにかける思いによっても、今後の子育てをする姿やその方の人生観が見てとれます。
なぜなら・・・・
もしもその方が「500円の価値があったかどうか?」と後から判断しようと思われるなら、50円とも思えるし、0円とも思えるかもしれません。または、500円を払うことに対して、何の意識も持っていないのかもしれません。これは投資の考え方がない場合です。
すると、どうなるか。
かっこうの何がいいのかわからないまま終わったり、説明会資料の言葉が右から左にスルーすることもあるかもしれません。時間の都合上、話すのをやめた「内発的動機付け」という1行の意味を、後で調べてみようと思う事なんてないでしょう。だって、価値は受けるもの・もらうものだと思っているからです。
そうなると、大事な500円は、残念ながら無駄になってしまうかもしれません。
もっと言えば、わたしの話をきっかけにガラリと子育てが変わることも、まずないでしょう。たとえわたしが、いくら「もし今回が最初で最後の出会いになったとしても、その後の子育てに役立つ話をしよう」と熱を込めてお話していたとしても。(事実そういう思いで話しました。)
では、こういう場合はどうでしょうか。体験に来る前から「よし、500円を5000円分になるくらいもらって帰るぞ!」と意気込んでいたとしたら。先生(わたし)の一挙一動に目を凝らし「思ったより、この先生子どもに話しかけないぞ?なんでだろう?」と考えを巡らしたり、資料の一語一語に注目したりするのではないでしょうか。
やっぱりそうか、こないだテレビで言ってたやつだ!と出来るだけ何かを見つけようという姿勢になるでしょう。500円の価値はあったと思ってくれるはずです。というより、その方が見つけてくださるはずです。
このとき、この方は無意識的に投資しています。500円でわたしから受けられる最大の恩恵を、自分の手でどれだけ掴めるか、ということをやっています。(基本的に500円以上の価値はあると信じている方でもあります)投資によって、500円の価値がゼロになることもあるかもしれない。でも、5000円になることだってある、そんな考えがあれば、決して受け身にはなりませんよね。
まとめます。
【投資はしない】
=【問題が起きたら考えよう】
=【問題は起きないと思っている】
=【不安を直視しない】
=【受け身で生きる】
=【現状のままアクションしない】
ね?子育てにも、通じる部分があると思いませんか。