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あえて厳しい言葉をかける
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「そんな泣くならやめちまいな」「ヘッポコ!」「弱虫だから何にもできないんだもんねー」といった、けなしワード(笑)を使っても、我が子が諦めないことをわたしは知っています。それどころか、意欲の炎をたぎらせることを。
だって、世の中に出たら厳しいことがいっぱいあるじゃないですか。自分を試されるようなことも、逃げたくなることも、どうしても受け入れてもらえないことも。要は、自分の持っている炎を、他者からの影響で鎮火させないでいられる人間に育ってほしいんです。そのための練習です。ちょっとやそっとでは、負けない心。
それが、強さやたくましさ、といったものだと思います。
自分はそんな人間じゃない!と、心のどこかで思うこと。何回も何回も親子のそんな会話を繰り返しながら、「自分は強いんだ、もっと出来るんだ」と思い込むことで自信を育てているとも言えます。
そんなこと言ったら、うちの子・・・と思う方は、ご自分の胸に手を当てて考えてみてください。もしかして「かわいそう」だと思っていませんか?そんな、、、子どもが傷ついちゃうよ・・立ち直れなくなったらどうしよう・・と。
本当に、そうでしょうか。
本当は、どうなのでしょうか。
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厳しさも愛
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厳しい言葉をかけても、そこに、その子の成長を想う親の愛があれば、子どもには、さらに良いことが起きます。たくましくなる、の他にもう1つ。
それは、「あなたのことを無条件で信じていますよ」という絶大な信頼のプレゼントです。「あなたは、大丈夫、自分で乗り越えられる力を持っている子なのよ」というメッセージを子どもは受け取ることができます。(もちろん無意識に)
「ヘッポコ!!」(って言ったって、あなたは諦めない子ってわかってるのよ)・・・この見えない愛情を、子どもは肌で感じるんですよ。
親の厳しい言葉かけや態度自体が、親からの愛情を感じることになるのです。そう。だから「厳しさも愛」と言ったり「愛のムチ」と言ったりするんですね。