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強く生きなさいと教える
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我が子2人は女の子ですが、わたしはずーっと「強く生きるんだよ」という言葉を言い続けて育てています。「強くなりたいなら、やり直しなさい」「こうやって、また1つ強くなったんだよ、よかったね」と。「強くなる」というワードをよく使います。
これからの時代、今までよりさらに、強さ・たくましさ・心のタフさ(メンタルタフネス)が必要となると考えているので、性別関係なく、折れない心を育てることに対して意識を高く持つべきだと思っています。
強さというのは、他人に攻撃するとか批判するとか、やられたらやり返すといった意味ではなくて、苦難に立ち向かうことができるとか、他人の意見に耳を傾けられる勇気。本当の強さ・折れない心とは、アルデンテに茹でたパスタのように、芯がありつつ柔らかいものです。
「ごめんなさい」を言うのもそう。(はて、こりゃ自分の身を守ろうとして謝らないんだな)と見抜いた瞬間に、喝~~!!!「「ごめんなさい」って言わないことが「ごめんなさい」なんじゃ~!!」って怒鳴ります(笑)
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ヘッポコ!やめちまいな!!
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うまくいかなくて不機嫌になったり、できなくて泣いたり、あきらめたり逃げたり。そんな場面、ありますよね。そんなときに、子どもの気持ちを尊重して・・・「そうよね、悔しいのね」「またやれる時になればいいよ」なんて言わないのが甲田さんちです。
「ヘッポコ!!!」と一喝です(笑)
「そんなにやりたくないなら、もう誰かにあげたほうがいい」と言ってみたり。
「幼稚園に行かないといけないっていう国のきまりはないの。だから辞めてもいいけど?」と言ってみたり。しまいには「それだけで泣いてるなら、もうやめちまいな!」です(笑)昭和の大家族の母ちゃんのイメージ。
そして「お母さんとお父さんの子なんだから、もっとできる!」「強くなりたいんなら、やってごらん」って言います。そうやって、とにかく、本人の乗り越える力に賭けるのです。本人が、というのが肝心。乗り越えるべき一番苦しいところを、本人がどうするのかです。
教育と子育ての教室をやっているためか、わたしは叱らない(怒らない)イメージを持たれたり、子どもをけなすなんて、もってのほかだろうと思われることが多いんですけど、我が家の子育てはこんなもんですよ(笑)
真正面から「がんばろうよ」「できるって」「ね、ほら、いっしょにやろ」といった一見優しい言葉よりも(それが必要な子や適した年齢・性格やタイミングはありますが)「なーんだ、そんなもんだったの?あなたのやる気って。お母さんガッカリ」なんて言ってみる方が、むしろ子どもを発奮させられるものです。
本当に、諦めそうになったり、そのとき逃げたりしてもいいんです。ちゃんと、子どもは考えるから。考えて、考えて「やっぱりもう一回やってみる」って言い出したら、そのときメチャクチャに褒めて励ましてあげればいい。けなした分の100倍ね!!!笑
その積み重ねが、子どもの自信につながります。だって、お母さんの手助けなしで乗り越えた経験になるんだから!
「あなたは、もっとやれる」「なんでもできる」「強くて、頑張れる子だから神様に選ばれて生まれて来たんでしょう」「そうじゃなきゃおかしいよ、だってお母さんのお腹から出てきたんだよ!こんなとこで負ける子じゃない!」って。
親のわたしがそう信じているから、子どもに本気で強く叱ることができます。
へこたれない子になれ!!
世界で母親が一番の強敵だったら、社会に出て、怖いもんなし!!
このわたしを通って行け!!!
そう思って子どもの前に立ちふさがるわたしです。
でもね、子どもたちは、こんなわたしを「一番やさしい」と言ってくれてるのだから不思議でしょ?(笑)