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身近にみられる「死」へ向かう行動
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少し扇情的なタイトルかもしれませんけど、このままいきます(笑)「死」というワードを、わりとわたしは多く使います。使っていいと思っています。今の親にも子にも、忘れられがちな言葉です。昔は「死」がそのへんにありました。そしてもう一つ、「死」などのブラックな面について、子どもに見せない方がいいと扱われている風潮に疑問を感じているので、わたしは啓蒙の意味も込めて「死」という言葉を使います。
本題です。「死」に向かっていく身近な行動について、覚悟して読んでくださいと言いました。では、いきます。
・食欲がない
・よく「疲れた」と言う
・ぐーたらしている
・字の筆圧が低い(字がよれよれしていて薄く元気がない)
・小さな文字を書く
・あまり笑わない
・口をあけて歌わない
・背骨が曲がって座っている
・動きが遅い(パッと動かない)
・自由時間に同じことばかり繰り返す
・表情が乏しい(喜怒哀楽が薄い)
・外で遊ぼう(出よう)としない
・朝、パッと起きてこない
たくましさの無さが目で確認できる例を挙げました。外で遊ぼうとしない、など一概に言えないものもありますが、たくましく生き生きと生活している子の特徴とは反対のことを書いたつもりです。
どうでしょうか?思い当たる節はありませんか?
年相応のたくましさが育っていないと、日常生活のあらゆる壁が大きなストレスになってその子を襲います。大人や他の子が何気なくやってのけることでも、ひそかにエネルギーを消耗しているのかも。それで、元気が出ない。湧き出すような力を出せるほど、もう残っていない。そんな感じになるのだと思います。
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どう「死」に向かうのか
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例えば、動きが遅いことが、なぜ「死」につながるのか?というと、これが行き着く先にあるのが引きこもりだと言えるからです。まだ、どういうことかわからないでしょうから、かみ砕いていきます。
動かないのは、めんどくさいからですよね?こわいから、かもしれません。いずれにせよ、何かしら理由をつけてストレスから逃れようとしている行動です。つまり、「宿題をやるのも片付けをやるのもストレスで、そこを乗り越えるたくましさがありません」という表れですね。
では、引きこもりはどうでしょう?
「就職活動のための履歴書を書くのも、スーツを着て面接に行くのも、他の人に何か言われて傷つくかもしれないのもストレス。そこを乗り越えるたくましさがありません」という表れですよね。
「一歩踏み出せない」癖がついている点では共通だ、という考え方です。ちょっと、ハッとしませんか?
かっこうでは、いつもパッと動くことを教えていますが、この行動力がたくましさになると考えているからなのです。すぐ動ける人が人生を切り拓けるたくましさのある人になれるのです。
だから、ぜひ宿題や持ち物の支度を親がしないで、って言っているんです。そのストレスに勝って、自分をたくましくする訓練をしてやっているんだと。
よく考えてみてください。そっちの方が真の意味で「優しい」親だと思いませんか。
◆今日のまとめ◆
たくましさが育っていないと、何気ないことが大きなストレスになる。また、その一つ一つの行く先に「死」に向かう大きな問題が待ち受ける。