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ニンゲンは動物なのか
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人間は、まだ動物なのでしょうか。
いや、日本に生きる現代人は、ニンゲンとしての動物的な本能や感性、生き物としての渇望を感じながら生きているでしょうか。
基本的に、地球上に存在する生き物はすべて、子孫を残すことを目標に生きています。日本にいま生きる人は、どうでしょう。「子どもを産み育てる」のと「生活する」こととの間にかなり隔たりがあるように思えてなりません。
最近の子育てで最もわたしが危惧していることの一つに、子どもを自立させることを目標にしていない風潮があることがありますが、それは、自然界で子育てする動物的な感覚からしたら、考えられないような子育て法です。
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親としての感性を磨く
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「子どもの体調が悪くなり医者にかかったのだけど、やっぱりお医者さんが間違ってたよ。だから最初から〇〇病じゃないかと言ったのに」と話した、子だくさんの知り合いがいます。親としての感性・勘が生きている方です。医者の意見は最もだけど、なんだかおかしい・・・なんとなく。言葉にはできないけど。それが感性ってものですよね。
感性を大事にしているから、例え医者でも疑うことができる。親が、その子を守り育てる、もっとも責任ある立場であると思ってこそできることです。親にしかできないことってあるのですよ。そして、その覚悟を決め、肝を据えた子育てをする人にしか、子どもとまっすぐ向き合うことができません。
子どもは、何でも見透かします。
子どもが起こす問題が、わたしたち親をハッとさせてくれるんです。
子どもって、本当に親の幸せのために生まれてきてくれた天使だと思います。
◎今日のキーポイント―――――
子どもを自立に向かわせるために育てる、もっとも大きな存在は親。そう覚悟を決めた肝を据えた子育てなら、何が来てもドンと来い。
つづく