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満たされない思い
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学校に対する、異常なクレーマーのことをモンスターペアレントと呼びます。いや、そう呼ばれるようになりました。いや、そうとしか呼べないような親が登場するようになりました。(どれが正解なのか知りません)
モンスターペアレントは、かならず満たされない思いを抱えています。不満が家庭や本人の問題といった場合もあるでしょうし、学校の先生の行いが法に触れるほど、本当に許されない事態になっている場合もあるでしょう。
いずれにしても、満たされない思いがあると言えます。
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モンスターペアレントは悪者?
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しかし多くの場合は前者だろうと思います。本人の問題が、実は奥底に隠れていて、それを学校の先生に押し付けているような場合です。(こんなこと、学校の先生をしていたら、ブログでお話することは不可能ですので、現場を離れたわたしだからお話できることです)
誤解のないように付け足しておきますが、わたしは批判しているわけではありません。現実、モンスターペアレントと呼ばれるような親こそ救うべき対象としてみてきましたから、その方たちを邪魔者だとか愚かだとか情けない親だなんて、毛頭思いません。仕方なく苦しんでいるのですからね。
でも、学校の先生や学校自体が本当に悪いのであれば、「モンスターペアレント」は生まれません。「モンスタースクール」か「モンスターティーチャー」と見なされ、今の時代かならずや学校側が法のもとで裁かれます。
だとすると、やはり考えるべきは親のほうの見方・考え方。保護者側の考え方について、保護者である者自身が、より深く知ってみることって悪いことじゃないと思うんです。
どうでしょうか?
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誰でも起こり得る
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こう言っちゃあ~驚かれるかもしれませんが、かく言うわたしだって、十分モンスターペアレントになり得ます。だって「それ絶対おかしいでしょー!」って口出したいことがいっぱいありますから(笑)
でも、ある「たった1つの思い」を意識しているので、それがわたしをモンスターにしないでくれています。反対に、今から述べるある「たった1つの思い」を忘れてしまえば、モンスターに向かいやすいです。
では、その「たった1つの思い」とは何だと思いますか?
それは・・・・・
「自分以外の誰かに、決して自分の理想を求めてはいけない」。
完璧を求めてはいけません。
それが、どんなにベテランだろうと、有名な先生だろうと。
100%の期待を寄せてはいけません。
相手に完璧を求め、理想を叶えてほしいと願っている親ほど、モンスターペアレントやクレーマーになりやすいです。
つづく