「誰もが謙虚な先生であれ」
ちょっと風変わりで、よくわからないタイトルでしょう?
まあまあ、ちょっとお付き合いください(笑)
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歯のことはわからない
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わたしは先月、娘ふたりを連れて歯医者さんにかかりました。そのとき、親として、また人間としての学びがありました。
恥ずかしながら虫歯気味の歯が見つかり、お母さん(わたし)のブラッシング指導が始まりました!
その時に、歯科衛生士さんが歯磨き粉を歯に塗ってから磨き始めたのを見て、思わずわたしは「え?歯磨き粉って最初に塗るものなんですね!」って言ったんです。すると、その歯科衛生士さんは「まぁ・・・そうですよねぇ~そっちの方がちゃんと磨けると思いません?お母さん・・・」と、そんな基本的なことを知らないことが不思議です、と言わんばかりの言い方で返されてしまったんですね。
なんとも気持ちよくない対応だと思いながらも、ふとこう思ったわけです。
「でも、わたしは歯のことはよく知らないもんなぁ」って。
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誰でも「その道の先生」
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子育てや教育が専門のわたしにとって、歯のことは歯の専門家に聞いて従うしかないのですよ。その歯科衛生士さんは、歯のためにはジュースは幼稚園に上がっても飲ませなくていい!あげたらかわいそうだから!そんな味を知ったら大変!おやつの後にもブラッシングを!などと厳しく忠告してくださいました。
もちろん、子どもの歯のお世話については、可能な範囲で取捨選択していくことになりますが、その歯科衛生士さんにとって、虫歯をつくってしまったわたしは、もう基本中の基本をやらないダメ親でしかないのだろうな、と受け止めるしかありませんでした。(現に、あきれられていました(-_-;))
その人の目から見たら、わたしは完全にダメな親。教育に関心のない、子どもを大切にしないイマドキのママ。そんな風に見られていることが言葉の節々から感じられたのですけれど・・・「歯」の先生からしたら、そういうことになってしまうのですよね、仕方ありません。
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だから謙虚に
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歯科衛生士さんにとって当たり前のことでも、わたしにとっては当たり前でなかった。
ということは。
同様に、子育てや教育の専門家であるわたしにとっての当たり前は、もしかしたら全ての人に当たり前とは限らないということだ!そんなことを学んだわけです。
そう思っていれば、謙虚さを忘れない自分でいられるなぁと気づき、ほんわか良い気分になって帰ってくることができました。謙虚な心の持ちようを、その日、歯科衛生士さんから教えて頂いたのですよ。
ちょっと複雑なのでまとめると・・・
☆その道のプロに1分でも耳を傾けて受け入れられる、素直で柔軟な心があれば「周りの誰もが先生なのだ」と敬う精神が生まれる。
☆自分が何かの分野の先生という立場になったときには「自分の当たり前は皆の当たり前ではない」という姿勢でいること。そうすると、謙虚になれる。
この世界の誰もが、みな違う思い出やスキルや特性を持って生きている。誰が偉いわけでも、誰が劣っているわけでもない。誰かが偉そうにできるわけでもなければ、誰かが遠慮して生きる必要もない。
ーと、なぜこんな話をしたのかという話を、明日します!