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「やりたい」と思わせる仕掛け

 

今日は、わたしがしつけする際に意識していることの3つ目です。

➀一発目にハッキリした態度を取る

➁出来るだけ例外を作らない

そして、3つ目は・・・

 

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やりたい気持ちを引き出す

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人間はみな、より高みを目指す生き物です。

心理学で有名なアドラーはこれを『優越性の追求』と呼びましたが、誰しもこれを持って生まれてきます。もっと良くなりたい、成長したい、できるようになりたい、そんなふうに誰もが自分に願いをかけながら生きているのです。(なんだか、それだけで素敵でしょ、人間って!)

 

この欲求があるから、誰も教えなくても赤ちゃんはハイハイをし始め、歩き始め、走り、スキップを覚え、縄を跳び、跳び箱に挑戦するようになっていきます。もっと!もっと!と自分に期待して生きるのが人間本来の姿なのです。

 

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自信を持たせる

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そんな「やりたい」を引き出すために、わたしは「もうあなたはできるよ」ってよく言います。この『優越性の追求』をくすぐるのです。

本人が「できない」と言っても聞きません(笑)「できるよ!できるってば!」って言って聞かせます。年齢が小さければ尚のことその言葉を信じるし、男の子だったら最高に単純だったりして。

信頼している大人が発する言葉というものは、理由がなんであれ、多少のこじつけでも信じてくれることが大いにあります(笑)

「あなたはこんなに手が大きいんだから、掃除がうまいに決まってる」とかね「ご飯食べるの好きでしょ?じゃあ、大きな声で歌えるはず!大丈夫!」みたいな感じです。

要は、自信を持たせることです。

 

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その先の姿を見せる

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「〇〇しないと△△になっちゃうよ」この言い方が嫌いなので、あまり使いません。ネガティブだから嫌いなんです。それよりも「〇〇できるようになると、こんなにいいよ~」って、できた先の憧れを持たせる言い方を心がけています。

 

「こんなことできるの、〇〇ちゃんしかいないかもしれない」とか「これが今できたら、本当に大人になってから困らないよ」とか。

 

何のためにやるのか、自分にとってどんな利益があるのか、社会的にどんな魅力があるのか教えれば、子どもの方も俄然やる気を出すのでは。

 

 

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お手伝いしたいと思わせるテクニック

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最後に、ちょっとしたテクニックを。

まずは自分のお世話をすることから始まりますが、同時に教えたいのが家族という集団の一員だということ。お手伝いをすることで、実は集団で生きるとは何か?という社会性を身に付けることになるのですね。

 

となれば、やはり子どもをやる気にするには「お手伝いしてくれてありがとう」とか「えらいね」と褒めること。

と考える方が大半だろうと思うのですが、わたしはちょっぴり違います。

 

では、どうやって「やりたくて仕方ない!!」と思わせるのかというと・・・?

 

 

「仕方ないなぁ、やらせてあげよう」と言うのです。

 

「本当は、お母さん一人でやっちゃう方がラクなんだよ。お手伝いさせてあげるのって、実はめんどくさいんだよ、お母さん。でもさ、できるようになりたいでしょう?じゃあ、仕方ない、やらせてあげよう」こう言います。

 

そうするとね、子どもが目をキラキラさせて「やった!ありがとう」なんて反応するから、あら不思議!(笑)お手伝いさせてもらえて幸せ気分でやり始める、というテクニックです。

 

この時、本人たちにやらされている思いはありません。ぜひ、年末の大掃除の季節に使ってみてください!(小3あたりまでが限界かもしれませんが・・・)

 

もしも「じゃあ~やらない!」と拒否感がみられる時は、何らかの理由があってやる気が出ないので、この上から目線の誘い方は全く意味をなしません。あくまで、誘いに乗る子がもっとやる気になってしまう方法として捉えてくださいね。

 

あ、それから!

お手伝いしてくれてから眉間にしわ、または無視はアウト。

ちゃんと頑張りを認める声かけや賞賛をお忘れなく!(笑)