このブログを読んでいる方は、「はまぞうブログ」ではなく、かっこうHPからブログを読んでくださっている方しかいませんので、安心してお話を進めることができます。
さて、お金にうるさいわたしの「割引」についてのポリシーをお話します。
大前提としてわたしは、「サービス業が割引をする必要はない」と考えています。なぜなら、受け手であるすべての方に同じ技術料が発生するからです。
サービス業、つまり無形のものに対する価値は、その人の技量やポッと飛び出す一言にあると考えていますので、100ある技量・技術は、どのお客様(わたしの場合は子どもひとりひとり)に100届く、という考え方です。
ですので、基本、わたしは割引制度をつくりたくなく、安易に安価な習い事として人集めをしたいとは全く考えておりません。この月謝に見合うだけの価値があると思ってくださる方だけに、わたしの技術を最大限生かしたいと思っています。
では、なぜ今回こんなにもお得な割引をつくったのか?
お話していきたいと思います。
先ほども申し上げましたように、わたしは、安価にして人集めをしたいとは微塵も思っていません。かっこうに集まる親子が、確実にわたしのことを信用してくれ、かっこうの指導ビジョンを理解した状態でクラスを保つためです。
なのに、なぜこんな割引を?
兄弟割を例にとってお話します。
日本の子育て環境を見てみると、どう考えてもたくさんの子を育てることに負担感が大きいと感じませんか?わたしは、教室を経営する一人の人間として、ご家庭の教育費を少しでも抑えてあげたいと思ってしまいます。
ならば、いっそ半額にしてよ!と思うでしょうか?(笑)
そこを半額にしないのが、甲田さんのポリシーです。半額にすれば、金額につられて自然に入るご兄弟が増えるでしょう。人数だけがほしいのなら、とことん安価にすればいいだけです。
でも、自然に入ることは避けてほしい。
通うならお姉ちゃんかな、三男にこそ必要だ、そんな考えで我が子たちを一人一人ちゃんと見てもらいたいのです。
その上で、あなたが「かっこう」を選んで下さることをのぞんでいるのです。決して、金額(割引)に釣られて自然に習い事を選ぶべきではありません。
ですが、そうは言えども「一つ屋根の下で暮らす」兄弟。持つ色は似ています。親は「全然ちがう」と思っても、実は赤紫色と青紫色の違いくらいしかなかったりする。だって、同じ親のもとで育つのですもの!
だから、「そうかそうか、お兄ちゃんよりも妹の方がマシだからいいか」とか「なるほど、この子は大丈夫かもね、問題は下の子よ」などと狭い視野で結論付けるのもどうかと思います。
よく面談などで「問題はこっちの子です」「お兄ちゃんはできたんですけどね」と、兄弟を比較して話をされる親御さんがいますが、内心「いやいや、だいたい同じですよ」と思うことが多いです(笑)肝心なことに気付かれていない事もよくあり、「問題はそこじゃないのよ、お母さん」と思うこともあります。
これが、同じ屋根の下で暮らせば、持つ色が似通る所以です。
兄弟間だけを比較して、通うならこっちだ、と決めるのは早計だということです。
しかも「かっこう」は、すべての子どもに必要なスキルを高めます。ここまでできれば100点ということもなく、どこまでも高めることをします。敢えて数字で表すなら、5なら6に、10なら11にしていけるのがソフトスキル「生きる力」というものです。誰しも、あればあるだけ幸せになれる力です。
要は、人集めのために「安いよ安いよ~」と叫んでいるのではなくて、「ちゃんと考えてくださいよ~」と訴えているのでした。
そんな見方で見てくださると、この割引の意味がわかってくださるかと思います。
かしこい選択をされることを望んでおります。
ゆっくりお考えください。