自分を知る。
簡単なようで難しく、難しいようで簡単なこと。
あなたがあなた自身のことをよく知らないせいで、どうしてもあなた自身が苦しくなることがある、と聞いたら、どう感じるでしょうか?
昨日もお話したように、子育てする上で親が「自分自身を知らない」ことが原因で問題を起こすことは少なくありません。その一つのお話をします。
親本人が苦しくなることとは「何かを決定するたびに不安になってしまう」ということです。
独身時代には「アタシって優柔不断なのォ~」で済むことが、子どもを産むことで状況は一変します。何から何まで、決定!決定!決定!こうする、こうする、こうする、の連続だと思いませんか?
だから、不安になるのですね。これでいいのかな?って。
自分の軸やキャパシティ、自分なりの考えがボヤけていればいるだけ、不安になっていくということが起きるんです。
かつては、子育ての教科書(祖父母)がそばにいて、それほど「決定力のなさ」を感じなくて済んだのかもしれません。
ですが、時代の変化に伴って、祖父母の意見も呑み込めず、あらゆる情報に翻弄されて、何が正しいのかわからなくなってくる。
となると、頼るところはパートナーだったりするのだけど、相談する時間も余裕も、相手の前向きさも感じられない。
となれば、もう拠り所は自分以外いない、ということになるのだけれど、その自分が頼りない。。。
そんなモヤモヤした子育て生活を送るお母さんが、とても多いような気がしています。
このブログも正しくないのかもしれない、と甲田さんは言った。
子育てに正解はあります、という本(人)もあれば、正解なんてありません、という本(人)もある。
尚更どうしたらいいのか、考えれば考えるほどこんがらがってくる(笑)
では、どうしたらいいのでしょう?
どうしたら不安にならずに済むのでしょう?
考えない?
決めることを減らす?
一つのことを信じ込む?
誰かに決めてもらう?
子どもが大きくなるにつれて、選択・決定事項が責任あるものになっていきます。小さい頃はおさんぽ道を選んでいれば良かったのが、人生の進路を選ぶアドバイスを求められる立場に変わります。(もちろん、大きな決断を迫られる親もいます)
「決定力」について、ちょっと深く考えていきましょう。
つづく