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「伝える」を伝えるーはばたきクラスver.

 

子育てにおいて「伝える」ことって、どれだけ多いことでしょう。

さらに「伝え合う」ことや「伝えられる」ことから、親子の絆が深まっていくことを、経験的にわたしたちは知っていますよね。

 

でも、じゃあ「伝える」ってなに?って聞かれると、なんだか難しい気がしませんか?

 

ということで「伝える」について真剣に考えているわけです!

こういう時間が、親としての意識を変えたり、何より意味があるのは、考える癖がつくことだと思っています。

何も考えなくて、立派に育ちました!うちは、悩みが1つもなかったです!・・・わたしは、これは有り得ない話だと言い切ります。考え、悩み、模索するから、たとえ答えが出なかったとしても、知らぬ間に親として成長するんだと思うんですよ。

 

では、本題です。

 

わたしが、はばたきクラス(おもに1~3年生を対象)の子に話したのは「伝えるっていうのは、聞く人・見る人をこっちの世界に連れてきちゃうことなんだよ」でした。

 

はばたきクラスでは「だきしめる、という会話」という詩(かつてACジャパンのCMで流された詩)の発表のために、この詩の味・色・におい・温度などを子どもと一緒に考えました。そして、こう言いました。

 

「伝える」っていうのは、その色やにおいやあったかさなんかを、聞いてくれる人がわかってくれるようにすることなんだよ。こっちの世界に連れてきちゃうの、それが「伝える」ってことだよ、と。(ちなみに、イチゴの味・ピンク色などと表現していました。子どもの感性はすごい!)

 

「伝える」先には相手がいます。相手がいるから「伝える」ことを意識できるようになる。だからね、ただ、やりたいことをするのが「伝える」ではないんだよ。「伝える」っていうのは、相手のためにすることなんだよ。

 

そんなことを、子どもにわかる言葉で、繰り返し伝えてきました。

 

原爆Tシャツが伝えたこと。それは・・・

見る人(日本人)をこっち(原爆)の世界に連れてくること。

ではないでしょうか?

 

わたしは、昨日「詩をエンターテイメントする」ことを大きな指導のツールとして掲げます!と言いました。「詩」を通して、身に付けられるスキルのひとつに、こうした「伝える」力があると考えているのです。

 

さて、では、おおぞらクラスでは「伝える」をどう伝えたのでしょうか?「伝える」っていうのはねぇ・・・・

 

つづく