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伝える

 

今日から「伝える」というテーマに入ります。

 

子育てって、ある意味で、子どもに何をどれだけ伝えるか?ということでもあると思いませんか?

また、これから先の子どもに必要なスキルとして「伝える」力って、持っていてほしいと思いませんか?

 

ということで、今日は次の時事ニュースから考えていただきます☆

 

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原爆Tシャツを韓国人アイドルグループ“BTS”が着ていて、ニュースになっていたのをご存知ですか?これに対する意見が多方面がら上がっていますが、その中でも、作家の乙武洋匡さんのコメントに、今日からのブログのテーマ「伝える」に通じるものを感じたので載せます。

(以下引用)

 

作家の乙武洋匡氏は、「今回の件でいえば日本人側が気分を害することではありますが、時には日本のアイドルの方がナチスの軍服を思い起こさせるような衣装を着てしまってクレームを受けるようなこともありました」と別の事例からも考察。「どうしても被害側に回るとすごく敏感になることでも、加害側になることには無自覚になることが多い。こういうことを機に、私たちも無自覚に誰かを傷つけることをしないようにいろんな知識を身に着けていかないといけないと思います」と意見を述べた。

 

みなさん、どう思われますか?

 

こうなると、次に、わたしの頭に浮かぶのは、文部科学省による‘イジメの定義’です。少し読んでみてください。

赤色部分はわたしが付けました)(以下引用)

 

【平成18年度からの定義】 本調査において、個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする。 「いじめ」とは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理 的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」とする。 (※) なお、起こった場所は学校の内外を問わない。

○ 「一方的に」「継続的に」「深刻な」といった文言を削除 ○ 「いじめられた児童生徒の立場に立って」「一定の人間関係のある者」「攻撃」 等について、注釈を追加

※ いじめ防止対策推進法の施行に伴い、平成25年度から以下のとおり定義されて いる。 「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍してい る等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な 影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該 行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」とする。なお、起こ った場所は学校の内外を問わない。 「いじめ」の中には、犯罪行為として取り扱われるべきと認められ、早期に警察 に相談することが重要なものや、児童生徒の生命、身体又は財産に重大な被害が生 じるような、直ちに警察に通報することが必要なものが含まれる。これらについて は、教育的な配慮や被害者の意向への配慮のうえで、早期に警察に相談・通報の上、 警察と連携した対応を取ることが必要である。

 

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きっと、このブログの読者さんは、お子さんのためやご自分のために読まれていることと思います。

わたしは、子育てには「伝える」力はあればあるほどいい、と考えています。

 

原爆Tシャツといじめの定義。

「伝える」のテーマとしては、やや遠回りしているようでもありますが、ここに「伝える」とは何なのか?が隠れているような気がするのです。