人は誰でも
自分が生きてきた物語しか知りません。
失敗も成功も、幸せの在り方もすべて
無意識に自分を基準に考えます。
その人なりの、普通だったり境界線だったり
当たり前だったり・・・といった価値観があります。
もう、それは無意識です。
あなたの口から無意識にポロッと出る言葉が
あなたの子どもの無意識を作っています。
「トンビが鷹を産む」の話に沿って言えば
あなたはこのくらいの人間で
ここまでならいけると思うわよ、と
日々お子さんに洗脳しているところが
少なからずあるということなのです。
「トンビであれ」と洗脳してきたのか
「鷹にもなれる」と洗脳してきたのか。
こういうのって、
中学・高校の進路選択の時や
リアルに生きる道を選ぶ機会になってから
差が出るんだろうな、って思うでしょう?
いえいえ、もう小学生、幼児のころから
子どもにはここに差が出ています。
自分を「デキる子」だと思っているか
「デキない子」だと思っているか。
ここの差。
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わたしの教室である
生きる力をつける学び舎かっこうの指導中に
こんな話をしたことがあります。
「目指している以上の人間には、絶対になれないよ。世界一になろうと思っても日本一にしかなれない人はいる。でも、日本一でいいや、と思って世界一にはなれない」
と。
もちろん、小学生を対象に、です。
難しいでしょうか?
伝わらないでしょうか?
いや、こういう生々しい話って
子ども、好きですよ。
これから大人になる子どもにとっては
かなりリアルですもの。
かっこうでは、こういうことをズバッと言います。
子どもが本当は教えてほしいと思っているだろうことを
そのまんま教えています。
かつて教えていた家庭教師先の中3生が
こういうわたしの話を聞いて何と言ったと思いますか?
「なんで今まで、だれも教えてくれなかったんだろ」
つづく