ご兄弟がいるご家庭では特に役に立つお話です。
「ぼくと弟、どっちが大事なの?!」
とか「どっちが好きなの?」って
聞かれたことってありますか?
または
きっとこの子、自分より妹のほうが可愛がられてるって
思ってるんじゃないかな?と
感じたことってありませんか?
今日は、そんな嫉妬にかかわる話題。
「ひいきをする先生」のお話です。
あるクラスでは
「先生がひいきする」と
そのクラス全員の子が言っていたそうです。
うわ~困った先生・・・
最低じゃん
と思うでしょう?
違うんですよ。
「先生は、自分のことをひいきしてる」
「先生は私/ぼくのことばかり、大切にしてくれてる」
って全員が思っていた、というのです。
(この話をどこで聞いたのか忘れてしまいましたが
10年前からわたしの心に根付いている
「教育者として忘れたくないこと」の1つです)
集団を大切にしながら個々を守ることが
どれだけ難しいのかは
ご兄弟を持つお母さんならすぐに理解できるでしょうし
そうでなくても
子どものお友達同士のケンカなどで仲裁に入るときに
お互いの気持ちを同時に尊重することって
すごーーく難しいと思いませんか?
そこを
クラスの全員が
「先生が自分をひいきして困っちゃうなぁ」
なーんて感じさせてしまう先生って
本当にすごいなあ~と思います。
これを子育てに応用できたら、
素敵だと思いませんか。
我が家には、子どもがふたりいます。
もうすぐ6才になる長女と4才の次女です。
昨日の晩、お風呂に浸かりながら
こう聞いてみました。
「ねえ、目をとじて。今から質問するから
そうだな、って思ったら手を挙げてね。
いくよ~
自分がお母さんに一番大事にしてもらってる、
一番大好きでいてもらってる、と思う人。」
長女も次女もピーンと手を挙げました。
自分がひいきされてるって思ってくれてるみたい。
良かった、良かった。
わたしは、この質問を
だいたい半年に1回くらいするようにしています。
たいてい、二人きりになったときにそっと聞きます。
「ねえ、お母さんが一番大好きなのって
誰だと思う??」って聞くと
「わたし!」ってニコニコ笑顔で答えます。
「そう!!そうだよ、長女ちゃんが一番好き!」
「そう!!そうだよ、次女ちゃんが一番好き!」って
ふたりに同じことを言って抱きしめます。
※もう一人の子どもに聞かれないようにそっとね!笑
だって、二人とも
「いちばん大好き」だから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひいきされると、心に余裕がうまれます。
お互いにうらやましい存在にならないように。
なんで自分だけ・・・って思わないように。
これからも積極的に
「ひいき」していこうと思います(笑)