お母さん、何で勉強しなきゃいけないの?

 

大きなテーマに入ります。

「なぜ勉強するのか?」

 

英語教室のクラス15人の共通点から見えたもの。

 

それは

 

使いたいから学ぶんだ、という

シンプルな学びへの動機でした。

 

これって、人が学ぶ理由として

最も純粋な答えだと思いませんか。

 

 

わたしは

自分が高校生の頃から

「なぜ勉強するのか」について考え続けてきました。

 

いくつもの答えを経由して

辿り着いた終着点は

とてもシンプルなものでした。

 

人間が学ぶ動機はただ一つ。

 

「使いたいからである」

 

 

人は、

自分が使うことを目的として学びます。

 

 

それ以外には、基本的に興味はありません。

 

 

 

 

 

 

「使う」ことを目的とした人にしか

「学ぶ」意欲は生まれません。

 

 

 

幼いころ、オセロのルールを知りたかったのは

あなたがそれを使って遊びたいからでしたね。

ドレスのジッパーの上げ下げを学んだのも

自転車の漕ぎ方を身に付けたのも

保険やローンの仕組みを聞いてみたのも

離乳食のつくり方を一生懸命学んだのも、全部全部

 

あなたが使うからでした。

 

 

 

・・・だとしたら。

 

「お母さん、何で勉強しなきゃいけないの?」

と聞かれたとき

 

「あなたが使うからよ」

って答えてあげたいと思いませんか?

 

 

というよりも、むしろ

「コレめっちゃ使える~~!!!」って

子ども自身が感じていたら

「なんで勉強しなきゃいけないの??」なんて質問、

しないと思いません?

 

(横道に逸れちゃうんですけど

わたしは我が子にこの一言を言われたらおしまいだ、

と思って育てています。

今のところ

幼稚園児の娘は「お勉強だーいすき」と言っては

勝手に机に向かい

勝手に問題集を出し

勝手に勉強して

わたしに見せにも来ない、という状態です(笑)

 

そうなるように仕向けた、と言えばそうですけど

 

それでもこの先もし

「なんで勉強しなきゃいけないの?」って

聞かれたら相当にショックなんじゃないかと。。。)

 

 

それはさておき本題に戻ります。

 

いまの教育の問題は

子ども自身に‘使える実感’がないことです。

 

そのために

自ずと子どもたちの学習意欲が削がれている。

 

勉強したくない、何の意味があるのかわからない、

それは当然の結果なのです。

 

 

 

・知っているならいい

・覚えればいい

・早く正確にできればいい

 

そういう時代は終わりです。

これらは人工知能AIの得意技です。

 

じゃあ、何を子どもたちに教えていけばいいのか?

もうすでに、答えは出ています。

 

つづく