決定ボタンを押せる親になりましょう

 

自立していないというのは

自分の軸・基準・法律がぐらついている、

ということでもあるでしょう。

 

そうなると

頼るところを他に探さないといけませんよね。

 

 

何か大事なことを決めるときなど

不安要素が重なれば重なるほど

自分の決断では物足りなる。心細くなる。

 

無意識にそんな心境に陥り

他の何かに決定ボタンを押してもらうような

ことが起きるのだと思います。

 

子育てだけではありません。

何歳でも関係なく有り得ることです。

 

占いや血液型診断、SNSでのコメントや

有名人の発言など

自分の意見がはっきりしていないからこそ

それらを信じすぎてしまったり

それなしでは不安になってしまったり、

というようなことは

決して珍しいことではありませんよね?

 

 

子育てにあてはめて言えば

親自身が心細く不安なせいで

親が子どもに決定ボタンを押してもらう

ということになってしまうのです。

 

それを

「尊重している」ことにして

何とか

親自身の安定を保とうとしているように

わたしには見えます。

 

 

考えてみてください。

子どもの方からしてみたら

まだ世の中の仕組みも何もよくわからない

自分に100%決定権を与えられることが

安心な状態と言えるでしょうか?

 

「あなたが大丈夫だと言うなら行ってらっしゃい」

「もうやめたいなら、やめよっか」 

「どうしてもやりたいって言ってるから

 やらせてあげたんでしょう!」

 

「子どもの尊重」という名のもとに

全責任をとることになる

子どもの身になってみてください。

 

つづく