子どもを尊重するってなんだろう?【3】

 

子どもの気持ちを大切にすることは

確かに尊重と言えるでしょう。

ただ、子どもの意見や希望を

最優先にすることが尊重ではないと思います。

 

 

「尊重」と「服従」は違います。

「尊重」と「依存」も違います。

 

大切なのは

子どもの意見を尊重する以前に

あなた自身の意見があるかどうか

 

 

子どものやりたい放題にさせて笑顔を見ては

安心しているだけではありませんか?

 

まだ数年しか生きていない我が子の言い分を

鵜呑みにしているだけではありませんか?

 

大事な場面でこそ

親が判断しなければいけないのに

子どもがつまらなさそうだからやめる、とか

子どもが行きたいって言うから行かせる、

というように

子どもの様子や表情、発言に後押ししてもらって

決めていることはありませんか?

 

果たして、それは

「子どもを尊重している」

と言えるのでしょうか?

 

「尊重」も「相談」も

自分の意見があってこそ成り立つものです。

 

 

自分の意見を押し通すのではなく

子ども、または他者の意見を

絡み合わせていく

取り入れていく

組み込んでいく

それがお互いの気持ちを尊重する、

ということではないでしょうか?

 

 

わたしは、一番初めに

 

自立していない親ほど

「子どもを尊重しているつもりになっている」

 

と言いました。

 

どういうメカニズムでそうなるのかが、

よくわかっていただけたかと思います。

 

 

 

つづく