「普通」という言葉を、あなたは使いますか?
わたしは、
小さいころから「普通」が嫌いでした。
「〇〇らしさ」という言葉も嫌いです。
だから、たぶん
人よりかなり登場回数の少ないワードの1つだと
思います。
なぜ嫌いかというと
「普通」や「〇〇らしさ」なんて
どこにもないと思っているから。
とてもあやふやで
よりどころがなくて
得体が知れない基準だからです。
この考え、
少なくとも小学6年生のときには持っていました。
小学校の修学旅行の持ち物プリントに
こう書いてあったんですよ。
「小学生らしい服装で」って。
なんだよ、小学生らしい服装って!!
って、
心の中でツッコミを入れたのを覚えています(笑)
だって、そうでしょう、
「小学生らしい」かどうかを
どうして大人が決めるんですか?
大人が決めた「小学生らしい」にのっとって
小学生は「小学生らしい」服装に
こだわらなければならないんですか?
考えてみてください。
どうしてもおかしいですから。
もし小学生がみんな大人の服装を取り入れたら、
それが小学生らしい服装ってことになるんですよね?
それだったら「大人らしい」になるじゃないですか!
つまり
「小学生らしい」だなんてものは
どこにも存在しないってことです。
「小学生らしさ」を決めていいのは
小学生です。
小学生の自由でしょう。
「女らしい」「男らしい」も同じく。
「母親らしい」もそうですよ。
〇〇らしさは、その当事者が作り上げるものです。
ご自分を振り返り
「普通」や「〇〇らしい」という言葉を
どれだけ使って生活しているか
ためしにチェックしてみてください。
「普通」って一体なんなのか?
何がどうなら普通と呼べると思うか?
考えてみてください。
「普通」や「らしさ」を基準にした子育ては
子どもに「ある現象」を巻き起こします。
親なら、そうなってほしくないと誰でも思う現象です。
それを、明日お話します。
つづく