見えない縛り・3

 

わたしが、

子どもの自由な学びと個性尊重のために

なくした方がいいと考えているもの―――

 

それは、評価です。

 

 

評価をしないほうが学びに広がりと深みが出るし、

評価をなくせば勉強嫌いな子が減ると思っています。

 

さて、それでは、

評価をしないとどんなメリットがあるか?について

噛み砕いてお話していきます。

 

 

まず

 <評価をなくすと?

        →→→結果にとらわれなくなる>

テストや成績表だけに留まらず、普段の授業や生活の中で、子どもが正解を求めた行動をとらなくなります。

 

 <結果にとらわれないと?

        →→→学ぶ過程に焦点が置かれる>

結果がすべてではないことを感じられれば、辿り着く道のりに着目する雰囲気が生まれます。

 

 <学ぶ過程に焦点が置かれると?

        →→→本質的な学びを得られる>

学ぶ過程に焦点が置かれれば、与えられた課題に答えられればそれで良いのではなく、結果を求めるまでの道のりの中で、どのような学びを得たかということに価値が置かれるようになります。

 

 <本質的な学びを得た子は?

        →→→学ぶことが楽しく好きに>

与えられた課題とそれに対する答えを学ぶ、のではなく、主体的に自分なりの方法で答えを探しに行く姿勢に変わりますから、感動の度合いが違います。

「させられている感」がグンと減ります。代わりに増すのは「自分がやっている感」。学ぶって楽しい!っていうことを、子ども自身が実感するのです。

 

 

 

どうでしょう?

評価がなくなるって、意外とメリットが大きいと思いませんか?と同時に、無意識下で「評価の縛り」にかかっていたことに気付かれたのではないでしょうか?

 

学校といえば、テスト、点数、成績、通知表、偏差値…

数字はわかりやすく使いやすい。でも、それによる弊害もありますよね。

 

「宿題しなさい」「どうしてこんなのもわからないの!」「あと2回やってごらん」「わかるまでやりなさい」という言葉の裏に…我が子の評価がチラついてしまう、親側の不安が隠れていたりしませんか?

 

 

外部評価は、

ある1つのものさしで計ったものでしかない。

いま現在の学校の成績や偏差値で能力が決まる時代は、

終焉に向かっている。

本来、人間は、学ぶことが大好きな生き物です。

子どもは知らないことが多いから尚更

大人より学びたがる存在です。

 

このことを、忘れないでください。 

 

 

🌟明日は、評価しないことによるメリットを、心理的な側面からお話します(・∀・)