わたしの逃げ場

 

子育てって、結果論なんですよね。

 

いま、どんなに優秀そうに見えても、本当はものすごい抑圧されて「いい子」に見えていることもある。

逆に、すっごく手のかかる子に見えたのに、ある時期からググっと伸びていったり。

 

だから、今の時代に合った育児法を!とか

タイプに合わせて育てましょう!なんて言われても

ちょっとどこか半信半疑になってしまう。

そういう気持ちってありませんか?

 

結局、何年か経たないとわからないんだよな~って。

わたしは、そうやって不安に思うことがあります。

 

だからこそ、わたしは論理的に子育てを学ぶことで

その答えを探そうとしているわけですが。

 

でも、だからと言って

「で?それであなたの子は?100%成功する?」

と問われても

「それは、まだわかりません」

と答えるしかないです。

 

そう、子育ては結果論だから。

今のところは大丈夫、修正していける範囲にいるって思いながらやってますけど、それがいつガタガタ崩れ落ちるかなんて、わたしも誰もわかりません。

 

 

けれど、

どんなに時代や個性が違っても通用する

上手な育て方を1つ知っています。

 

それは

子どもに願うことを親自身が実践するということ。

「親の背を見て子は育つ」というやつです。

 

 

なーんだ、そんなことか。当たり前じゃないか!

と言われそうですが、

当たり前にできるほど簡単ではないと思います。

だから、実は盲点なんじゃないかと。

 

 

「親の背を見て子は育つ」

ひっくり返せば

「親がやらなきゃ子はやらない」

 

例えば、、、、

親が本を読んだ姿を見せたこともないのに

「本を読みなさい」だとか

親がめんどくさがりなのに

「やらなきゃいけないことから始めなさい」とか

言っていませんか?

親に飽き癖があるのに

「最後まできちんとやりなさい」と言うとかね。

 

わたしは、この矛盾だけは絶対に避けようと

子どもが生まれたときから心に決めているんですが、

言うほど簡単なことではありません。

でも

自分がウソをつくくせに「ウソをつくな」と言う

かっこ悪い親にはなりたくないので、

自分に監視カメラでもつけるような厳しさを持って

生活していることは確かです。

 

 

言い方を変えると、わたしは

自分ができないことは子どもに要求しません。

自分ができないことを要求するのは

ウソになっちゃうと思っているからです。

 

子育てしてれば

理想通りにいかない日もありますよね。

感情的になりすぎる日もありますよ、そりゃ。

わたしも、完璧に育ててるなぁ~!なんて思えた日は

一日もありません。

 

心のどこかで

「これでいいんだろうか…」って問い続けながら

毎日を過ごしています。

 

18歳くらいになって、やっと今やっていることの

答え合わせができるんです。

 

 

でもね、思うんですよ。

わたしが、1人の人間としてのお手本になっていれば

そこまで子どもが道を逸れることはないだろうって。

 

だから、子育てで不安になったときは

この「親の背を見て子は育つ」という言葉に

寄りかかってみます。

 

 

ある意味、ちょっとした逃げ場なのかな。