「生かされる」のではなく

 

自分のことがよくわかっていなかったり、自分に興味がなかったりする子には、ある共通点があります。

 

なにか尋ねると決まって

「わかんない」「ふつう」「べつに」と答えます。

まるで自分以外のことでも聞かれているかのような無関心さと、のっぺらぼうな表情で、こう答えるんですよ( ゚Д゚) 

(多くの子と親子関係を見てきたからわかることです)

 

会話するとこんな感じです。

 

「どこで買ったの?」→「わかんない」

「どっちがいい?」→「べつにどっちでもいい」

「こういうのが好きなの?」→「ふつう」

「なんでそれにしたの?」→「誰々も同じだから」

 

 

ぇえええっと……(;・∀・)あなたのことですけど~?

って困惑してしまうんだけど、仕方ないんですよね。

自己決定や自己実現による感情を味わったことが少ないから、理由とか決定打を他者に向ける方法しか知らないんです。自分で感じた通りにやってみるという感覚がないんだと思います。

 

あくまで、自分という存在はないものとするんですね。

自分が「生きている」という感覚が

とても薄い子です。

それよりも、

誰かの意思に操作されて従順になるしかなく「生かされている」という感覚でいる子。

 

増えていると思います。

 

本当は「生きたい」子。

 

なのに「生かされる」ことしか知らなくて、

現実世界からバーチャルに逃げたり、無気力になったり、イッパシの大人になってから無謀な挑戦に出て大失敗したりするというような人。

「生きたい」欲求を満たすために、今まで「生かされてきた」不満が、あとから反動や問題となって表れます。

 

 

世の中の成功者を見てください。

国民栄誉賞をとった羽生結弦さんは?

将棋で活躍が目覚ましい藤井聡太さんは?

「オレは誰かに生かされていて、これは本当にやりたいことじゃないんだ」「オレの希望なんて、誰も聞いてやくれない」なんて意識を持っているでしょうかね?

 

絶対にないですよね(笑)

間違いなく

幼いころから着実に

小さな壁を自分で乗り越えてきた分だけ

自分の大きさを知っている方でしょう。

 

だから、ちゃんと「生きている」心地がする!

だから、生きていてちゃんと楽しい!

だから、ちゃ~んと輝いて見えるんですよね!

 

さあ!!

ぜひ、あなたの子育てに「ど」活用してみてください。(過去ログ参照)

続けているうちに、きっと子どもに「生きている」感じを持ってもらうことができます。