子どもが言うことを聞かないときには2パターンあることを、昨日お話しました。
A:今までの子育てに見直しが必要な場合
この場合、親の言うことを聞かない以前に「耳を貸さない」状態になっているともいえるでしょう。
でもでも、それでも、いやいや十分聞いてきたわよ!ってお母さんもいらっしゃることでしょう。
そこで今日は
B:順調に成長している証と言える場合 のお話。
イヤイヤ期や反抗期は、子どもが1つ大きくなるためのぶつかり稽古。
乳児から幼児へ。幼児から少年へ。少年から青年へ。そんな微妙なお年頃に、反抗期って訪れますよね。
なぜなら、反抗期とは
自分という人間の大きさを肌で確認していく作業。
親に相手力士になってもらい、ボクシングで言うところのサンドバックになってもらって、もうひとつ大きくなろうと、子どもは闘いを挑みます。
自立にとって、とても大切な通過点です。
そうして
自分の成長を知ることが「自信」となり、
また未熟さを知るから「謙虚」になります。
ですから
「言うことを聞かない」のは悪いことではなくて、「あなたを信頼しています」という気持ちの表れ。子どもは、この親なら自分の成長のためにぶつかり稽古に付き合ってくれると安心しているんですね。
それに、そうやってありったけの自分をぶつけていける子は、その後の人生においても、己の力をあきらめないたくましい子になる、とも言えます。
我が子も、メチャクチャ主張の激しい子!笑
毎日ぶつかり稽古にヘトヘトです。
でも、自分の気持ちに正直で、簡単にはあきらめない子なんだと言い聞かせます。
反抗期のかかわりのなかで自分の身の丈を知り、自信と謙虚さを兼ね備えた大人になってもらえれば、と願っています。