誰のための子育てか?
まわりに迷惑をかける子ってどんな子だと思いますか?
あなたのお子さんは、迷惑をかける子ですか?
わたしは思います。
みんな誰でも迷惑なんてかけるでしょうよ、って。
迷惑をかけずに生きていくことなど、本来不可能なことではないでしょうか?
ですから
あなたも、あなたの子も、知らないところで多くの人の迷惑になっている可能性があります。
…と言われると、ちょっとギクッとするかもしれませんが(笑)でも、どんなに気配りしようと、集団生活を送っている以上迷惑をかけて生きるしかないのです。
日本人は「迷惑をかけないように」と言われて育つ場合が多いので、周囲の目を気にしすぎる傾向があります。
これは、わたしがずっと気になってきた点でもあり、我が子に「迷惑をかけるな」と叱ったことは一度もありません。(言うならもっと具体的に説明しています。)
この「迷惑をかけることを気にしない」ということは、世界の子育てに目を向けた本などにも書かれていることです。
さて、視点を子どもに戻しますね。
子どもは何もかも初めてだったり、物事の理解度が未熟なので、泣いたり騒いだり暴れたり壊したりして当然、そう思うのはわたしだけでしょうか?
これは、頑張って子育てしているお母さんに向けてのメッセージではありません。
世の中の視線が少々冷ややかではないかと感じるから言っています。
自主性を育てるためには、子どもに考えさせたり決めさせたりすることが大切です。ということはですよ、子どもに任せるのですから、間違えます、そりゃ(笑)
でも、ならないようにする方が、親としては簡単です。
そうですよね?いちいちやらせることの、どんなに手間がかかることか、お母さんになれば誰でも知っていることだと思います。
だから
前もって注意しておくとか、失敗しないような選択をしてしまうとか、あなたには無理でしょうと初めからやらせないとか、しますよね。
難なくその場をしのぐために。
迷惑をかけないように。
または、
ちゃんとした親だと思ってもらうために。
「最近のママはまったく…」とか
「うるさいわねえ、ちゃんと子育てしてるのかしら?」
「どうして助けてあげないのよ、泣いてるのに、かわいそうなことする親だわねぇ~」
こんなこと言われたくないから。
迷惑をかける親子になりたくないから。
ついでに
そっちのほうが楽だから。